ブログで引用する場合の文章の書き方について、色々と迷う人も多いようです。
私もはじめは「ソース元を表示するにしても、勝手に文章を自分のブログに掲載していいのかな?」と不安に思いました。
周りを見れば、誰かが作った著名人の名言botがツイッターにあるし、NAVERまとめでもほとんど引用で文章が構成されている記事もあるし、ソース元さえ記載すればありなの?と思う場面もよく見かけます。
そして何より読者にとっても、引用は目を引く魅力的なものに映り、実際に役に立ったりします。
そこで今回は、ブログ記事で文章を引用する時の書き方についてまとめてみました。
ブログで引用を書くのはどんな時?
あなたがブログで誰かの文章や発言を引用したいと思ったのは、どんな時ですか?
- 自分が書いた文章の正当性を確かにするために、著名人の発言を記載する
- 文章に書いた内容が根拠のあることだと伝えるために、元となる参考情報を記載する
- お客さんの声、読者の声、レビューなどの実際にある声を証言として載せる
- 書いてあることと同じ考え方を持つ第三者の存在を伝える
- 読者の共感を促す
- 記事の文字数を増やす
- 記事の始め/終わりにインパクトを与える
- 文章のリズムをよくするために引用を加える
色々なシーンがあると思いますが、大体は上記のような考えやきっかけがあると思います。
引用する時のマナーやルール
例えば画像の使用は、「著作権の問題があるから勝手に使ってはいけない」と、割と多くの人が知っています。
また、他のブログに書いてあることをコピーしてサイトに勝手に載せること(無断転載)は、転載された側がGoogleに通報できるし、Googleの検索エンジン上位表示のペナルティになったりします。これも当然ながら、知っている人は多いですよね。
では、サイトの一部の文章を引用として載せることはどうなんでしょうか?
それには、注意点がいくつかあります。詳しくみていきましょう。
転載・引用について明記されている場合はルールに従う
サイト内で転載や引用についての注意事項について記載がある場合があります。この場合、そこに記載されているルールを守るようにしましょう。
例えば:
- 「引用はOKですが情報元としてサイト名とURLのリンクを記載してください」
- 「このサイトにある文章の転載は全て禁止です。サイトURL・記事URLのリンクのみ許可します」
引用と自分の文章を分ける
下で紹介する引用の書き方の通りにすれば問題ないと思いますが、引用するときは引用タグを使って「引用している」ということを明記しましょう。
引用を編集して短くする場合は、省略した箇所に省略記号(…)を使用すると良いです。
引用文章そのものを修正したり追加したりするときは、原文を表示したまま(括弧)を使用するなどして、加筆修正した箇所と原文の見分けがつくようにします。
長文を引用しない
引用するときは、要点を表す部分だけを簡潔に引用するのが、私としては暗黙のマナーを感じます。
なので当然ながら、記事のほとんどを引用するなどは良くないです。
情報源とリンクを掲載する
そのサイト名と著者名、記事タイトル、記事へのリンクを記載すると良いです。
例えばナポレオンのような、過去の偉人の発言を引用する場合は、当然ですがリンクは不要です^^;名前を書くようにします。
どうしても引用したいけど不安なときは
サイト管理人、記事の執筆者に「引用してもいいですか?」と許可を取りましょう。お問い合わせフォームなどからメールを送ってみてください。
そうすれば、心配不要です!
ブログで文章を引用する時の書き方
WordPressブログで引用を使った文章を書くのは簡単です。
テキストエディターの場合:
引用したい文章を選択して、バーにある「b-quote」をクリックしてください。
タグ<blockquotes>文章</blockquotes>
で挟んだ状態になればOKです。
ビジュアルエディターの場合:
文章を選択して、「引用」ボタンをクリックすればOKです。
実際の表示:
「ソース元を表示するにしても、勝手に文章を自分のブログに掲載していいのかな?」と不安に思いました。
この引用符を使ったブログでの表示は、テーマによって異なります。このサイトの場合は、genesisというテーマを使った時のデザインで表示されていますよ。
ブログで引用を活用するおすすめの方法
では、実際にあなたがブログで引用を使用するとしたら、どんな時が良いでしょうか?おすすめの活用方法をリストアップしてみました。
01.著名人の発言を後ろ盾にする
多くのブロガーは、あまり引用を使いません。どちらかというと、自分の思っていることや考えが100%のオリジナルな内容を書く人が多いですね。
もしくは、トレンドブログとかだと”リライト”してしまい、引用はあまりしません。
ただ、それだと「自分の考えによると…」という範囲の文章に収まってしまって、説得力に欠けることもあります。
そんな時に、引用を使ってみましょう。誰かの引用を使うことで、自分の考えや意見を読者に説得しやすくなります。
02.たくさんの人の意見をまとめた記事にする
特に賛否両論があるトピックの場合は、自分の意見だけを載せると、それに反対する人からのコメントが来たり、SNSなら炎上する可能性もあります。
そんな時は、こっち側とあっち側の意見を引用して、客観的な記事に仕上げることもできます。
最後に、自分の考え方を載せるだけでも、十分に説得力のある読み応えのある記事ができるかもしれません。
03.信頼の置ける情報であることを証明する
技術的な内容だったり何かマニアックな内容である時には、本・新聞・有名サイト・ニュースサイト・論文などからデータや根拠となる内容を引用をすることで、信頼の置けるor検証された情報であることを証明することができます。
大学のレポートでもたくさん引用をしますよね。
ほとんどの場合、そのトピックを前から研究している人や組織があるものです。自分がそのニッチのいちばん頂点に立つ専門家である、というケースはほとんど無いと思うので、研究データを引用するのは当然のこととも言えます。
そのニッチの専門家ブロガーとして活動はするものの、引用でジャーナリスト的な立場も取ることで、より専門家としてのブランディングをすることができます。
04.自分の知識を深める
ブログ記事を書くときは、検索エンジンで上位が取れるくらいの良いコンテンツを更新することが理想です。
その時、本当に質の高い内容を書こうと思えば、たくさんの情報源を見たり聞いたりして勉強することになると思います。
その過程を、記事の中で引用により組み込んでしまえば良いと思います。
コンテンツを作りながら「より自分の知識を深めていくんだ」という気持ちで取り組んでみたら、もっと楽しく記事が書けるかもしれませんね!
その結果、ブログ記事はより良い内容になって信頼性も高くなって、SEOも強くなり読者も増える、好循環にできます。
05.他ブロガーと交流するきっかけにする
もしそのニッチの中でも権威のあるブロガーやインフルエンサーの発言を引用する場合は、その人に「とても参考になったのでブログで引用させてもらいました」とメッセージを入れてみましょう。
自分の発信を褒められて、被リンクをもらって「やめてください!」なんて言う人はほとんどいないのでは?と思います(笑)。
あまりにもレベルが違いすぎる、有名すぎるブロガーやインフルエンサーの場合は、反応がないかもしれませんが、特に自分よりも少し先を走っているブロガーや同じレベルのブロガーなら、喜んで返信してくれるかもしれません。
引用は記事を濃いものにしてくれる
あなたはブログで、他のブロガーや著名人の言葉を引用したことがありますか?
引用は、自分の専門知識を超えて、記事を濃いものにしてくれるエッセンスです。
多分、ほとんどの記事は引用を加えることができるし、そのメリットが少なからずあります。
なのであなたも、ぜひ次の投稿で引用を使ってみてください^^
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